ファンドレイジング

ファンドレイジングとは

ファンドレイジングとは、資金の調達を意味する言葉です。最近では、「個人がNPO等の非営利団体のために寄付を集める行為や活動」として注目が集まっており、ファンドレイジング=NPOの寄付集めという意味で使われることも多くなっています。

しかし、ひとくちにファンドレイジングといっても、どのように活動資金を調達していくかは、活動内容によっても異なります。

例えば、特産品を開発して地域おこしに取り組む団体や、都市と農村の交流を行なうような団体であれば、サービスの受益者から対価を得るような事業収入が多くなってきます。一方、介護や福祉、また国際協力NGOの活動など、社会的な弱者に対してサービスを提供する場合には、受益者から直接、対価を得ることが難しいので、行政等から資金が提供されたり、寄付による資金の調達が多くなります。

しかし、いずれの場合でも、ソーシャルビジネスの資金調達で重要なことは、共感者を増やすことにあります。社会貢献として取り組む活動を、より分かりやすく伝えていくことが重要です。また、資金を提供する側も、支払ったお金が効果的に社会課題の解決に使われているかを評価し、受け手となるNPO等を育てていくことが求められます。

以下に、モデルとなる2つのファンドレイジングメニューをご紹介します。

  • NPO法人こるだ 田川さんの場合
  • PVプロボノプロジェクト

ファンドレイジングモデル事例1

NPO法人子育て支援センターちびっこはうすでは、2013年、日本財団の助成を受け、はじめての寄付を集めるチャリティイベントとして、「チャリティバレエコンサートin やまなし」を開催しました。このイベントは、開催費用には日本財団からの助成金が使われ、イベントを通して集めた寄付は、全額、他団体(山梨県の里親の会と東日本大震災の被災地・陸前高田市のきずな基金)に寄付されるものです。 こ...…続きを読む

ファンドレイジングモデル事例2

NPO法人南アルプスファームフィールドトリップでは、2011年の東日本大震災と、それにつづく福島原発の事故を受け、自分たちに出来る支援をしたいとの思いから、福島県飯舘村の知り合いの牧場で飼われていたメスの黒毛和牛2頭を購入して引き取りました。 理事長の小野さんは、牛を飼うのははじめての経験でしたが、飯館村のシンボルである飯館牛の血統を南アルプスの地で守るため、2頭に福ちゃん島ちゃ...…続きを読む